NOS(3)
9月2日、2ヶ月に一度開催される勉強会(略称NOS)に参加してきました。
今回の一つ目のテーマは、テリパラチドについてでした。テリパラチドは骨形成を促進する薬で、骨粗しょう症の治療を適応としています。また、骨形成を促進することから、骨折などにおいてその治癒を促進することを目的に使用される場合があるのと、もう一つ、今歯科治療において問題となっているBP製剤使用患者におけるMRONJ(薬剤関連性顎骨壊死)による弊害を軽減するための薬剤として使用する場合があり、今後、テリパラチドに対して注目する必要がありそうです。
二つ目として、適応が限られますが、広範囲顎骨欠損に対するインプラントの使用についての保険適応についての説明がありました。
三つ目は、「最近の歯性上顎洞炎の治療」についてでした。上顎洞炎は耳鼻科的疾患でもあり、その診断や治療が容易ではないことも多く、そのため治療も難しい場合も少なくありません。私たちのような一般歯科医院では治療ができないことも多いのですが、その診断・鑑別は重要であり、大変参考になる内容でした。
■ 他の記事を読む■